ヒューストン生活

2017年1月〜2019年1月まで、平成28年度3次隊でモザンビークにて理科教育を行いました。2019年3月〜上海で仕事をしています。

10年の迷い

Ola.やすです。一週間の休みの内の初日…ちょっと風邪気味で家で引きこもっています。


…ということで、今回は私自身と協力隊への参加についての葛藤についてご紹介します。


実は、青年海外協力隊に参加するか否か10年近く迷いに迷いました。理由はいくつかありました。


主に…


1.技術の不安
2.将来の不安
3.自身の動機


です


1.技術の不安
私自身、塾講師として働いていたことはあるものの、約4年程でブランクもありました。学校の教員免許も持っていなく、技術的に実際に任地に赴いた時に役に立つのかどうか非常に悩みました。


☝前職は電気店で働いていました…エアコンクリーニング研修中


2.将来の不安
実際に参加して、その後どうこの経験を活かせるのか否か大分悩みました。年齢を重ねれば重ねるほど、以前の会社に留まればとどまるほど悩みに悩みました。そして、30代中ばに差し掛かり、会社を辞め、再び帰国したときに再就職できるのかどうかなど非常に悩みました。


3.自身の動機
実際に私自身の動機が、誰かの役に立ちたいとか、途上国の発展に尽くしたいというものではありませんでした。自身の動機は、ただ単純に世界をより見てみたい。学生時代に行ったアフリカ(ケニア:民間の短期ボランティアで1ヶ月滞在)の大自然や文化に触れ、もっと深く堪能してみたい…というものであったため、この様な動機でいいのかどうか…迷いました。


☝大学4年生の時に、一度も海外に出たことがなかった私が初めて行った国…ケニア。思い切って踏み出した結果…かけがえのない思い出となりました。


経過
…結果、非常に迷いどっちつかずの状況で10年近く過ごしてきたわけですが、年齢を重ねるにつれ果たしてこのまま協力隊に参加しない道を選び、後悔しないだろうかとの自問自答に、きっと後悔するであろうという答えと、何年かぶりに参加した協力隊の説明会に参加し心が躍動する自身がいたことで一歩踏み出しました。


実際に参加してみて
実際、まだ24ヶ月任期の3か月程ですが、参加してよかったと思っています。技術の不安は問題ありませんでした。迷っている内は苦しいもので、決断することが大切なのかもしれません。正直、もっと早く参加すればよかったと思う時もありますが、日本で葛藤しながらも様々な仕事や経験をしてきたことが今、役に立っていると思う面もあったり(前職の電気店では非常に自由度が高く仕事をさせてもらえました。逆に言えば自身で仕事を取ってこないといけない難しさがあるのですが…そんな環境で仕事をしてこれたことが今役に立っています)、また、10年近く迷ったからこそ、今のこの時を有意義なものにしようと人一倍強く思えている面もあり…一長一短です。

そして、動機は…経験や活動を通じて変化していくものです。…よって、実はあまり深く悩む必要はなかったのかもしれません・・。私自身、二本松での訓練やモザンビークで数々の人々と接し、生活していくうちに変わってきているような気がします・・・。


☝二本松訓練所の同期メンバー(JICA/NTC訓練所Facebookより)


迷っているならば!
私自身、日本にいるときは協力隊員のブログを参考にしながら、自身が協力隊に参加するべきか否かの答えを探していました。無論、そんな回答はなく、結局は自身で決めるしかありません。一言アドバイスするならば…、真剣に迷っているならば参加すべき…否、参加して後悔はしないと思います。
何事にも通じるかもしれませんが、真剣に悩んだ結果、一歩踏み出すという答えに後悔はないと思います。
私自身、長い間悩んでいた為、説得力はないかもしれませんが、高校時代に出会った大好きな格言の一つをお伝えします。


「青春時代の本当の失敗とは、失敗を恐れて挑戦しないことである」(青春対話より)


そして、最近出会った胸を突く格言を原文とともに


Indecision is often worse than wrong action. (Henry Ford)
優柔不断は 誤った行動よりも たちが悪い


Ate Ja!(また次回!)

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