ヒューストン生活

2017年1月〜2019年1月まで、平成28年度3次隊でモザンビークにて理科教育を行いました。2019年3月〜上海で仕事をしています。

「Festa de Batismo(洗礼祭)」

Ola.やすです。…体調は相変わらずで、咳がでます…が、モザンビークのビールは相変わらず美味しくいただいています。ということで、今日は想いもがけずFesta de Batismoというパーティーに参加させてもらいました。今回はモザンビークの「Festa de Batismo」についてご紹介したいと思います。


まず、Festa de BatismoとはFesta(祭/パーティー)  Batismo(洗礼/入信)ということで、直訳すると洗礼祭というところです。ご興味があれば「Festa de Batismo」で検索するといくつかサイトがあったので、見てみて下さい。私はキリスト教徒ではないので、詳しい経緯や意義などはよく分かりませんでしたが…。


本日の10時からの教会の式典ではいつもよりも人で賑わい、教会の庭には家庭用のプールが用意されていました。


☝教会での様子(歌い踊っているところ)。教会の時間の半分は歌や踊り、半分は牧師さんの話。ここモザンビークでは、多くの人々は日曜日に教会に赴くのが日課となっています。


当初、なぜ家庭用プールが用意されているの意図が分かりませんでしたが、(初めは暑いのでみんなで水かけでもするのかと…)牧師さんがプールの中に入って、入信される方に水かけをする模様でした。(この時の写真を撮っていなかったのが残念です…)


私も、何度か教会には通っていたので、本日、洗礼を受けるのではないかと心配になっていたのですが、無事受けることもなく、見学のみですみました。(というのも、洗礼を受けた方は全身が濡れるほど水を掛けられていた…というより、プール底に牧師さんによって寝かされたというか沈められたというか…。)


その後、訳も分からず、ご近隣家族のご友人の家にご招待していただけました。


ご友人のご自宅では綺麗ににセットされた会場がありました。


☝会場の様子。紅白できれいに飾られていました。


そして、14時過ぎくらいの主催者の家族がケーキ屋や飲み物を運びながら登場です。そして、代表の方(主賓の方?)から挨拶があり、フェスタの開始です。


☝左)ケーキや飲み物を運んでいるところ。右)シャンパンを開けた後、ケーキの入刀です…この時は結婚式だど思っていました。そして、モザンビークでもスマートフォンの普及率は高く、結構な割合で使ってます。時代はスマホですね。


☝左)ご招待された人の席。右)主催者の席…まるで結婚式のようです。(※洗礼祭です)


☝食事はバイキング形式で、これまた数々の料理が提供されていました。


☝チキンのグリル・牛肉を煮込んだもの・シマ・ポテトサラダにフライドポテト…そして、ビールを本日も美味しく頂戴しました。


…帰り際に、お金をお支払いしようとしたところ、今日のフェスタではお金の徴収はしていないらしく、有難くもご馳走になりました。


モザンビークではこのようなフェスタが頻繁に行われているようです。そんな陽気さや活気であふれるこの国が私は好きです。


ではー!Ate Ja!!(また次回!)

"xitique"(シチキ)という行事

Ola.やすです。引き続き体調がよろしくない日が続きます…。


さて、モザンビークでは土曜日は多くのモザンビーク人はサッカーやバスケなどの趣味や部活をしたり、フェスタでお酒を飲んだりして楽しんでいます。そして日曜日は多くのモザンビーク人は教会に行ってお祈り(というよりも歌ったり踊ったり…)をします。


本日は土曜日ということで…近隣の住人の家でモザンビークの行事「Xitique:シチキ」がありました。ということで、今回は、モザンビークのXitiquiという行事についてご紹介します。


インターネットでXitiquiという言葉を検索したのですが明確な定義がなく…おおまかに説明すると、友人や家族でグループを組み、月に1度くらいで定期的に開かれる食事会のこと…だと解釈しています。


☝日ごろ大変お世話になっている近所のご家族。先日息子さんの1歳の誕生日でお邪魔させてもらいました。


今日は、日頃お世話になっているご家族の為、参加は勿論、料理等のお手伝いをさせてもらいました。


まずは、食事の準備…朝9時からスタートです。その後、ありがたくも朝食を用意していただき、再び13時程まで準備…そうしたら、昼食も用意していただき…再び16時くらいまでひたすら準備でした。


~午前のお手伝い~
・ジャガイモの皮むき
・鶏を絞める


モザンビークに来てスーパーで通常に加工された鶏肉が手に入る為、鶏を絞める経験を未だしていなかったのですが、本日は6羽の鶏を絞める経験をいたしました。(実際に殺傷するのは現地の人にやってもらい、私は羽をむしる作業をお手伝いしただけですが…スーパーで加工された丸一匹の鶏を購入するよりも1割か2割ほど生きた鶏を購入するほうが安い様です。)


☝左)鶏6匹を締めた後。熱湯に入れて、その後、羽を取っていきます。右)食事の準備


~午後のお手伝い~
・ジャガイモを切る
・子どもたちの相手
・会場の準備


☝お子さんたち。とっても元気です。息子さんは1歳になったばっかりということでヨチヨチ歩き…右下)会場準備。モザンビークでは家の中よりも外の方が快適です。…唯、蚊に刺されるのが難点…



~Xitiqui始まる~
16時過ぎるとぼちぼち人が集まり始め、今日は6家族20名ほどの人々が集まりました。来月は違う家族の家でこのXitiquiがあるようです。


まず、代表者の方から挨拶があり、各々の家族から今回の食事代等のお金を徴収し、今回の会場・食事提供した家族へ渡されました。これがちょっとしたXitiquiイベントの核となる様で、お金を提供される前にお祈り等を行い、ちょっとした儀式の様な雰囲気でした。


☝代表者(右)から主催した家族のご主人と息子さん(左)にお金が渡されるところ。


☝料理の数々…写真では分かりづらいのですが、手前にあるチキン・シマ・トマトと人参のご飯・スパゲティ・ポテトサラダ・豆と鶏肉のスープやフライドポテト(←私が本日最も貢献した料理(笑)。)等など…沢山の料理が出されました。


食事会は1時間ちょいくらいだったかと思います。写真ではソフトドリンクしか映っていませんが、私はビールを美味しくいただきました。…皆さんとってもフレンドリーです。


☝Xitique終了後、わざわざ、余った食事を分けていただきました。感謝です。


明日は、日曜日…ということで、このご家族と共に教会に行ってまいります。


Ate Ja!(また次回!)

10年の迷い

Ola.やすです。一週間の休みの内の初日…ちょっと風邪気味で家で引きこもっています。


…ということで、今回は私自身と協力隊への参加についての葛藤についてご紹介します。


実は、青年海外協力隊に参加するか否か10年近く迷いに迷いました。理由はいくつかありました。


主に…


1.技術の不安
2.将来の不安
3.自身の動機


です


1.技術の不安
私自身、塾講師として働いていたことはあるものの、約4年程でブランクもありました。学校の教員免許も持っていなく、技術的に実際に任地に赴いた時に役に立つのかどうか非常に悩みました。


☝前職は電気店で働いていました…エアコンクリーニング研修中


2.将来の不安
実際に参加して、その後どうこの経験を活かせるのか否か大分悩みました。年齢を重ねれば重ねるほど、以前の会社に留まればとどまるほど悩みに悩みました。そして、30代中ばに差し掛かり、会社を辞め、再び帰国したときに再就職できるのかどうかなど非常に悩みました。


3.自身の動機
実際に私自身の動機が、誰かの役に立ちたいとか、途上国の発展に尽くしたいというものではありませんでした。自身の動機は、ただ単純に世界をより見てみたい。学生時代に行ったアフリカ(ケニア:民間の短期ボランティアで1ヶ月滞在)の大自然や文化に触れ、もっと深く堪能してみたい…というものであったため、この様な動機でいいのかどうか…迷いました。


☝大学4年生の時に、一度も海外に出たことがなかった私が初めて行った国…ケニア。思い切って踏み出した結果…かけがえのない思い出となりました。


経過
…結果、非常に迷いどっちつかずの状況で10年近く過ごしてきたわけですが、年齢を重ねるにつれ果たしてこのまま協力隊に参加しない道を選び、後悔しないだろうかとの自問自答に、きっと後悔するであろうという答えと、何年かぶりに参加した協力隊の説明会に参加し心が躍動する自身がいたことで一歩踏み出しました。


実際に参加してみて
実際、まだ24ヶ月任期の3か月程ですが、参加してよかったと思っています。技術の不安は問題ありませんでした。迷っている内は苦しいもので、決断することが大切なのかもしれません。正直、もっと早く参加すればよかったと思う時もありますが、日本で葛藤しながらも様々な仕事や経験をしてきたことが今、役に立っていると思う面もあったり(前職の電気店では非常に自由度が高く仕事をさせてもらえました。逆に言えば自身で仕事を取ってこないといけない難しさがあるのですが…そんな環境で仕事をしてこれたことが今役に立っています)、また、10年近く迷ったからこそ、今のこの時を有意義なものにしようと人一倍強く思えている面もあり…一長一短です。

そして、動機は…経験や活動を通じて変化していくものです。…よって、実はあまり深く悩む必要はなかったのかもしれません・・。私自身、二本松での訓練やモザンビークで数々の人々と接し、生活していくうちに変わってきているような気がします・・・。


☝二本松訓練所の同期メンバー(JICA/NTC訓練所Facebookより)


迷っているならば!
私自身、日本にいるときは協力隊員のブログを参考にしながら、自身が協力隊に参加するべきか否かの答えを探していました。無論、そんな回答はなく、結局は自身で決めるしかありません。一言アドバイスするならば…、真剣に迷っているならば参加すべき…否、参加して後悔はしないと思います。
何事にも通じるかもしれませんが、真剣に悩んだ結果、一歩踏み出すという答えに後悔はないと思います。
私自身、長い間悩んでいた為、説得力はないかもしれませんが、高校時代に出会った大好きな格言の一つをお伝えします。


「青春時代の本当の失敗とは、失敗を恐れて挑戦しないことである」(青春対話より)


そして、最近出会った胸を突く格言を原文とともに


Indecision is often worse than wrong action. (Henry Ford)
優柔不断は 誤った行動よりも たちが悪い


Ate Ja!(また次回!)

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